Steam LinkをWi‑Fiなしで使うには:Steam DeckのゲームをiPadで(2026年)
Steam LinkをWi‑Fiなしで使う方法はあるのでしょうか。電車やホテルなど、ネットワークが不安定な場所やネットワークのない場所でも、Steam DeckのゲームをiPadで遊びたいことがあります。結論から言うと、Steam Linkには2台の間のネットワークが必要です。Wi‑Fiがないなら、代わりに有線のネットワークを用意するか、プレイ中にネットワークを使わない方法を選ぶことになります。それぞれの方法を紹介します。
| 方法 | Wi‑Fi | 必要なもの | ネットワークの設定 |
|---|---|---|---|
| TypeScreen | 不要 | USB‑Cケーブル1本 | なし |
| 有線LANでSteam Link | 不要 | 有線LAN端子付きのハブ、LANケーブル、USB‑Cの有線LANアダプタ | リンクローカルアドレス |
| Wi‑FiでSteam Link | 必要 | 2台が同じWi‑Fiに接続 | なし(遅延はネットワーク次第) |
Steam Linkは同じWi‑Fiにつなぐ必要がある?
Steam DeckとiPadが近くにあるなら、必要なのは同じネットワーク、正確には同じローカルネットワークで、多くの場合はWi‑Fiです。インターネット経由でもストリーミングできますが、その場合の遅延は両方の回線次第です。iPad版のSteam Linkは、App Storeのページにあるとおり、「on the same local network」(同じローカルネットワーク上)のコンピュータからストリーミングします。ここでは、Remote PlayのホストになるSteam Deckがそのコンピュータです。Valveは、5GHz帯のWi‑Fiと、ホスト側の有線接続を推奨しています。後で説明するように、有線LANのネットワークでも使えます。Steam DeckとiPadの間にネットワークがなければ、ストリーミングはできません。
だからこそ、Steam Linkは外出先が苦手です。一般的なWi‑Fiでは遅延がはっきりわかります(私たちのテストでもそうでした)。ホテルや電車のWi‑Fiが、Steam Linkに必要な高速で安定した5GHz帯のネットワークであることは、まずありません。
Wi‑Fi、ローカルネットワーク、インターネットの違い
よく混同される3つを整理します。
- Wi‑Fiは、ローカルネットワークを作る方法の1つで、家庭ではいちばん一般的です。
- ローカルネットワークは、手元のデバイスどうしをつなぎます。Steam Linkはこのネットワーク(Wi‑Fiまたは有線LAN)でストリーミングします。
- インターネットは、そのネットワークを外の世界につなぎます。ValveのApp Storeのページが求めているのはローカルネットワークだけで、インターネットにつながっていないルーター経由でストリーミングできたというSteamユーザーの報告もあります。ただし、Valveはこの使い方を案内していないので、Steam Linkの設定とSteam Deckとのペアリングは、インターネットにつながっているうちに済ませておきましょう。
TypeScreenは、プレイ中にこのどれも必要としません。映像はUSB‑Cケーブルで届きます。設定は自宅で一度だけ行い、そのときは2台をWi‑Fiにつなぎ、Steam Deckをインターネットにつないでおきます。
Wi‑Fiの代わりに有線LANでSteam Linkを使う
2台の間のWi‑Fiを、ケーブルのネットワークに置き換えることができます。Steamコミュニティのユーザーが紹介しているのは、次の構成です。
- 有線LAN端子付きのハブかドックを、Steam Deckにつなぎます。Valveのドックにも有線LAN端子があります(2026年10月時点の米国での価格は79ドル)。
- USB‑Cの有線LANアダプタをiPadにつなぎます。iPadOSはこうしたアダプタに対応しています。
- 2台をLANケーブルでつなぎます。
- iPadのWi‑Fiをオフにし、Steam Deckの有線接続をリンクローカルアドレスに設定します。
- iPadでSteam Linkを開き、Steam Deckに接続します。
同じ有線のネットワークは、もう1つの無料のストリーミングアプリ、Moonlightでも使えます。
デメリット:部品が3つ増えるうえに、ネットワークの設定も必要です。この構成には公式のガイドがないので、手持ちのアダプタによっては試行錯誤が必要になります。また、ハブがSteam Deckの唯一のUSB‑Cポートをふさぎます。
ネットワークなしでSteam DeckのゲームをiPadで遊ぶ
TypeScreenは、プレイ中にネットワークを必要としません。Steam Deckが映像をハードウェアで圧縮し、iPadの充電に使うのと同じUSB‑Cケーブル1本でiPadに送ります。Wi‑Fiもルーターも、ネットワークの設定もアダプタも必要ありません。
外出先でSteam Linkより便利な理由:
- プレイ中のWi‑Fiは不要:映像はケーブルで届くので、Wi‑Fiが不安定でも、なくても関係ありません。
- Wi‑Fiによる遅延がない:ネットワークが遅くても混雑していても、ケーブルで届く映像には影響しません。
- 買い足すものがない:アプリは無料で、ケーブルは手持ちのもので足ります。
- つなげばすぐ遊べる:ゲームモードでケーブルをつなぐと、ゲームがiPadに表示されます。
設定方法:iPadにTypeScreenをインストールし(無料、まもなくApp Storeで配信予定)、iPadのアプリからSteam Deckにインストールします。これは自宅で一度だけ、2台をWi‑Fiに、Steam Deckをインターネットにつないだ状態で行います。そのあとはケーブルさえあれば使えます。すべての手順はインストールガイドに、ケーブルの役割は「Steam Deckの画面をiPadに出力する方法」にまとめています。
旅行の前に準備しておくこと
- 自宅で、iPadとSteam DeckにTypeScreenをインストールします。
- ゲームをダウンロードしておきます。Valveによると、インストール済みのゲームは、ゲーム自体がインターネット接続を必要としない限り、Steam Deckがオフラインでも遊べます。
- USB‑Cケーブルを持っていきます。出先ではゲームモードでケーブルをつなげば、ゲームがiPadに表示されます。
どの方法を選ぶか
- Wi‑Fiがない、またはWi‑Fiが当てにならない:TypeScreen。ケーブル1本で、ネットワークはいりません。
- 自宅に高速な5GHz帯のWi‑Fiがある:Steam Linkなら追加の機器なしで使えます。
- 有線LANアダプタをすでに持っている:有線LANでSteam Linkを使います。
iPadをSteam Deckの画面にするほかの方法は、「iPadをSteam Deckのモニターにする4つの方法」をご覧ください。
よくある質問
Steam Linkはインターネットなし(オフライン)でも使えますか?
2台が同じローカルネットワークにつながっていれば使える、というユーザーの報告があります。Valveが求めているのはローカルネットワークで、インターネット接続ではありません。ただし、Valveはオフラインでの使い方を案内していないので、Steam Linkの設定とペアリングはインターネットにつながっているうちに済ませてください。TypeScreenなら、プレイ中にネットワークはまったく必要ありません。
同じWi‑FiにつながっていなくてもSteam Linkは使えますか?
はい。上で紹介した有線LANのように、別の方法で2台が同じローカルネットワークにつながっていれば使えます。2台の間にネットワークがなければ、Steam Linkはストリーミングできません。TypeScreenは、代わりにUSB‑Cケーブルを使います。
Steam Deckはオフラインでも使えますか?
インストール済みのゲームなら使えます。Valveによると、ゲーム自体がインターネット接続を必要としない限り、Steam Deckはオフラインでもゲームを遊べます。TypeScreenを使えば、iPadの画面もインターネットを必要としません。映像はケーブルで届きます。
電車の中でSteam DeckのゲームをiPadで遊べますか?
はい、TypeScreenなら遊べます。一度インストールすれば、ゲームの映像はUSB‑CケーブルでiPadに届き、Wi‑Fiは使いません。